
STYLING
CAR INFORMATION
- 年式
- 1947
- メーカー
- Bentley
- モデル
- MKVI
- ボディータイプ
- 4Door Saloon
- ボディカラー
- ブルー
- 内装
- マグノリア
- ステアリング
- RHD
- エンジン
- 直列6気筒 OHV
- トランスミッション
- 4MT
- コーチワーク
- Rolls-Royce&Bentley
- プライス
- お問い合わせください。
2024年12月上旬、館長である僕、若林が英国へ出向き厳選してきました。
英国ノッティンガムシャー州にある小さな田舎街「ニューアーク」。古い教会を囲むように、数百年前の建物が立ち並ぶおとぎ話の様なこの街で、ご紹介の車両に出会いました。
生産国(英国)で走っていただけあり、よくわかる人達がこの車に携わってきた事に納得できます。
ロールス・ロイス/ベントレーに限らずショーファードリブンは、馬車の時代から続く※コーチワークボディを纏うのが戦前の常でした。(※簡単に言えば、ロールス・ロイス/ベントレーが製作していたのはエンジンとシャーシだけ。車体は好きな車両デザインのあるコーチビルダーやもっと言えば、世界で1台だけのデザインを依頼したりして誂えていました。)
しかし、第二次世界大戦後、大きく状況が変わった世界情勢と自動車産業に習いロールス・ロイス/ベントレー社でもスタンダードボディ(メーカー純正デザイン)が製作販売されました。
<(その為、他社製品と一線を画す高品質なインテリアトリムや木工仕上げ、塗装を行う新たな施設をクルー工場に設置)それまで、ロールス・ロイスのサブブランド扱いで、(本当は全く違います!が、ここでこの情熱を語ると、淹れたての紅茶が冷えてしまいますのでまた別の機会に…)として、エンジンに手を加えられベントレーは生産されていました。(1933年から1939年までロールス・ロイス20/25Hpはベントレー3,1/2Litre/ロールス・ロイス25/30Hpはベントレー4,1/4Litreとして)
ところが、このマークⅥはベントレー専用モデルとして1946年に登場しました。(ロールス・ロイス/ベントレーとして戦後最初のモデル)。1年後に発表された、オーナーズカーとしてのシルバー・レイス(ロールス・ロイス専用モデル)とドライバーズカーとしてのマークⅥの2モデルで上手く分かれる販売形態となりました。
手に入れられるロールス・ロイス/ベントレーの内、一番小型で取り回しやすいモデル。搭載する直列6気筒OHVエンジン(1922年から生産されたロールス・ロイス20Hpの系譜で、だいぶ熟成しました。)とマニュアルトランスミッションの愛称は抜群で、一度走りだせば、おおよそ80年前に生産された自動車だとは思えない機敏な動きを見せてくれます。
現代でもヨーロッパでは大変人気のあるモデルですが、新車時、日本で正規に輸入された台数は0台。その為、我々日本人にはあまり馴染みがありませんので注目される機会も少ない。
しかし、前途の通り大変扱いやすいクラシックカーなのです。(オーバーヒートの心配も比較的少なく、マニュアルトランスミッションなので整備しやすい)購入で終わりではなく、そこからのクラシックカーライフをサポートするのが我々の任務であり、お客様との付き合いですから。購入後、お客様がクラシックカー嫌いにならないモデルを選びたい。その一心でこの個体を選んでまいりました!
さて、キザな蘊蓄はさておき当車両のご紹介にいきましょう。
当個体は、MKⅥの中でもEarlyな1947年製。
内装シートやウッドの誂えが豪華で、且つ戦前モデルの名残が随所に感じられる個体です。
英国を出る際に機関の軽整備を行っていただきましたが、再度当社で整備(各部の交換/調整)を行います。
エンジン始動は非常に簡単、それに伝統の右ハンドル右手シフトでベントレーを思うがままに操れる。マニアには溜まらない個体なのです.
もちろん、エンジン始動から日々の暮らし方までレクチャーをさせていただきますが...。これより先はもう慣れです。人馬一体!
初めてのクラシックカーにも、新旧併せたいオーナーのセカンドカーにもなります。
※ただし、おおよそ80年前の自動車だという事をお忘れなく。現代日本の夏は暑すぎます。(新車時、夏のロンドンの気温は25度前後だったようです。)
その代わり、見惚れてしまうほどのボディデザインを持っていますから、ガレージでウィスキーを片手にMKⅥを眺めて嗜むのも良いでしょう
乗っても乗らなくても魅了される自動車なので、ある意味では究極のエコカー?なのかもしれません。
Regard,Wakabayashi
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