CAR INFORMATION

年式
1967
メーカー
Rolls-Royce
モデル
Silver Shadow
コーチビルダー
JamesYoung
ボディータイプ
2Door Coupe
ボディカラー
シェルグレー
内装
アイボリー本革
ステアリング
RHD
エンジン
V型8気筒OHV
トランスミッション
4AT
排気量
6,230cc
プライス
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1965年9月に発表されたシルヴァーシャドウは、それまでのシルヴァークラウドのようなクラシカルなスタイルから飛躍し、モダーンにしてクリーンな3ボックススタイルのモノコックボディを持つ新時代のサルーンとなりました。そして、そのボディの下に隠されたメカニズムも一気に革新派に転向。1950年代までの保守的なR-Rの伝統を覆すアヴァンギャルド的テクノロジーが満載されていました。

パワーユニットはシルヴァークラウドⅡ/ⅢのV8OHV・6230ccエンジンが踏襲されるものの、それまでリーフ式固定軸だったリアサスペンションは、シトロエン特許のハイドロニューマティックを採用した自動車高調節システムつきの独立懸架。ブレーキも旧来のイスパノ・スイザ式メカニカルサーボつき4輪ドラムから、一挙にハイドロニューマティックによる油圧作動の4輪ディスクに進化。現代の交通事情においてもまったく問題の無い、ウルトラスムーズな走りを披露してくれます。

しかし、メーカーのモノコックボディを採用したことにより、オーダーメイド架装が困難になったコーチビルダーは衰退。これは英国伝統の車作りの終盤とも言えます。名門コーチビルダーであったH.J マリナーとパーク ウォードはロールス・ロイスの傘下となり合併し、M.P.Wと改名。Silver Shadowの2ドアモデルを製作しますが、これが後のコーニッシュとなります。

実は、M.P.W以外にもSilver Shadowの2ドアモデルを製作したコーチビルダーが存在します。それが今回ご紹介するジェームス・ヤング。総生産台数はシルバーシャドウが35台、ベントレーが15台と極少生産に留まりました。

今回、当車両をご紹介できる事は奇跡に近いほど希少なモデルです。しかも、この車両内装シート張替を行ったばかり。当時と同じく、切れ目の無い一枚革を丹念に縫製していくシートは見る人が見ればすぐに大変な作業だとわかります。

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