CAR INFORMATION

年式
1930
メーカー
Rolls-Royce
ボディータイプ
Drop Head Coupe
ボディカラー
グレイ/ダークグレイ
内装
グレー
ステアリング
RHD
エンジン
直列6気筒OHV
トランスミッション
4MT
コーチワーク
Carlton
排気量
7,668cc
プライス
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 「第二次大戦前のロールス・ロイスの中でも最も魅力的なモデル」と称される40/50Hp ファンタムIIコンチネンタル。直列6気筒OHV・7668ccのエンジンを搭載し、最高速度は146km/hという、当時としては充分な高性能車でした。
しかも、3速からでもスムーズに発進し、トップギアのままであっても歩むほどの微速で音もなく走ることのできるという、驚異的なフレキシビリティも兼ね備えていました。
また、通常のファンタムIIがリムジンやセダンカ・ド・ヴィルなど荘重なボディと組み合わされたのに対して、ファンタムIIコンチネンタルはスポーツサルーンや4シーター・ツアラーなど、スポーティかつパーソナル指向の強いボディも架装されるモデルでした。 中でもこの車両は、110年以上に及ぶロールス・ロイスの歴史上においても極めて希少な、2シーター(+ランブルシート)のドロップヘッド・クーペ。1924年、ロンドンにて創業したコーチビルダー“カールトン・キャリッジ・カンパニー(Carlton Carriage Company)”がワン・オフで製作した、美しいボディが与えられています。

 カールトンのコーチワークによるファンタムIIは16台のみと言われていますが、その多くはスタンダードモデルのための4ドアサルーンやツーリングリムジンが占め、コンチネンタルモデルのための2シーターボディは、この個体を含めて、わずか数台しか確認されていません。

 日本には、英国の名門ディーラー“グレゴール・フィスケン”社を介して1994年12月に上陸を果たし、その直前に英国にてフルレストアを受けていたことから、エンジンO/Hなどの写真も残されています。日本に安住の地を得たのちは、涌井清春自身のドライブにより2005年“ラ・フェスタ・ミッレ・ミリア”にて、約1600kmを難なく完走しました。 また、2007年に開催された日本初の本格的コンクール・デレガンス、第一回“東京コンコース・デレガンス”では、見事総合優勝にあたる“ベスト・オブ・ショー”に輝きました。
 そしてこのファンタムIIコンチネンタルにとってのクライマックスとなったのが、2021年の夏。コンクール・デレガンスの世界最高峰“ペブルビーチ・コンクール・デレガンス”に正式招待を受けてエントリー。この晴れ舞台のために内外装をリフレッシュしたコンディションの良さも相まって、現地の識者から高い評価を受けたことでした。 さらに、凱旋帰国後も日本国内のラリーイベントなどに参加を続けており、世界レベルの“コンクールコンディション”の内外装はもちろんのこと、メカニカルパートも絶好調です。

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