高級車の定義が大きく揺らいできた1960年代、頭角を現したメルセデスベンツに抵抗すべく満を持してロールス・ロイスが発表したのがシルバーシャドウ。
シルバークラウドまでの‘‘伝統的な高級車’’らしさから一転、革新的で使い回しの良い自動車へと進化しました。

　ロールス・ロイス社初のモノコックボディとなったシルバーシャドウは、その恩恵を受け外観はシルバークラウドより小さくなったものの、室内空間は広く向上。
一見地味に見える内装ですが、なんと牛約17頭分の本革を各部まで贅沢に使用しています。
このモデルチェンジが功を制し、それまでのロールス・ロイス社の記録を大幅に塗り替える販売台数を記録しました。
こちらのシルバーシャドウは、セミレストアを行ったばかりの車両です。光の陰影により表情を変えるネイビーがウレタンバンパーと非常によくマッチしております。