1927 W.O. Bentley 3L by Freestone & Webb

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1927 W.O. Bentley 3L by Freestone & Webb   Information

 年式1927
 メーカー Bentley
 モデル 3 Litre
 コーチビルダー Freestone & Webb
 ボディーカラー Green
 内装 Brown
  Beige
 エンジン 3.0 L OHC 4-valve I4
 全長 4,650mm
 全幅 1,750mm
 全高 1,750mm
 車両重量 1,590kg - 1,810kg
 付加情報 
 

要約:ヴィンテッジ期(1920年代)を代表する車種。W.O.ベントレーがロンドンのクリックルウッド工場から最初に送り出したモデルでもある。4気筒OHCエンジンは気筒あたり4バルブを持ち、軽合金製のピストンを備えるという進歩的な設計であった。性能だけではなく、ルマンで優勝するなど、信頼性の高さでも知られた。総生産台数1,600台余りと、独立した会社であった時代のベントレーの中ではベストセラーでもあった。

時々ふと考えることがある。どこかに人の良い3リッター・ベントレーのオーナーがいて、その車を1日自由に乗ってください、などという幸運はないものだろうか、と。こちらの準備はできている。その時に着ていくのは英国バブアーのワックスド・ジャケットだ。屋根なしボディのヴィンテッジカーの場合、幌はあったとしても、よほどひどい雨の時でもない限り、幌をたてることはない。ことに英国の雨というのは通り雨のことが多く、いったん降り出してもすぐに止むのが普通である。従って、雨になったとしてもすぐに幌をたてるのは、手間がかかるばかりだから、そのまま走っていこうという気持ちになるのである。そしてオープンボディの車でも、フロントのスクリーンを立てていれば、思ったほど濡れることはない。仕上げにバブアーの防水コートと帽子があれば、濡れることを気にせずに走ることができるのである。

実際、英国のヴィンテッジカー・イベントやクラシック・モーターサイクルのイベントなどに行くと、まるで共通のユニフォームか何かのように、みんなこのバブアーの防水コート、それも少なからず年季の入ったものを着こんでいることがわかる。

いざ車を動かすことになった時に、いつものつもりで右側に行ってはいけない。この時代のベントレーはすべて右ハンドルで、左ハンドルのものはない。従って運転席は右側なのだが、ドライバーはボディの左側にあるドアから乗り降りするのである。こうしたオープンのスポーティーなボディの場合は、ドライバー席にはドアがないのが普通だからだ。そこから、親切心を起して女性をまず助手席にのせよう、などとすると、自分が乗れなくなる。気の毒だが、まず自分がドライバーズ・シートに収まってから、同行する女性には自分で乗ってもらわなければならない。もっとも、こうした乗り心地硬く、巻き込む風やエンジンからの熱気にさらされるヴィンテッジカーに喜んで乗ろうという女性はそういないだろうから、心配することもあるまい。

ドライバー側にドアがない理由のひとつは、4段ギアボックスのシフトレバーが助手席との間ではなく、ドライバーズシートの右側、すなわちボディに沿った位置にあるからだ。これはベントレーがロールス・ロイスに併合されてからも一種の伝統として採り入れられ、長く続けられた。1930年代のダービー時代のベントレーなども、サルーン・ボディであってもシフトレバーはドライバーの右に配置されていた。一度ロールス・ロイス社は中央に移そうとしたことがあるのだが、古くからの顧客たちの反対にあって再び右に戻した。彼らにとっては、シフトレバーというのは右にあるべきものなのだろう。

エンジンの始動にはいくつかの手順が必要だから、事前にオーナーから教わっておいた方がよい。4気筒3リッターのエンジンが始動したら、スタートである。クラッチを踏んでギアを1速にいれる。この時にペダルの配置を確認しておかなければならない。初期の3リッター・ベントレーのペダルは、右からブレーキ、スロットル、そしてクラッチという順に配置されているからだ。すなわちブレーキとスロットルが一般的なものとは逆になっているのである。これに馴染みのない人はとっさの時に踏み間違えないか、心配するだろうが、少し慣れれば、ドライバーというのはそうした配置にもなじむものである。右ハンドルから左ハンドルに乗り換えても、ほとんどの人は違和感なく乗りこなすことを考えればよかろう。

次の難問は4段ギアボックスのシフト操作である。この時代、まだシンクロナイザーは装備されていない。従ってギアボックスのなかのギアには同調機構の類がないから、シフトの度に回転を合わせてやる必要がある。それには3リッター・ベントレーのギアボックスに慣れる必要もあるし、いくらかコツのようなものもあるから、最初は慣れた人に教わると良いだろう。

それでは3リッター・ベントレーはスムーズに動かすことが難しい、敬遠すべき車なのかと言えば、むしろ魅力に富んだ車なのである。いったんそうした1920年代の車の操作を覚え、車の動きになじんで、滑らかに走らせることができるようになった時には、最近の自動車では望むことができないような操縦の楽しさを味わうことができるからだ。ことにシフトの度にギャッというギアノイズを発していたものが、音もなくシフトできた時などには、ドライバーだけが味わうことのできる秘かな誇りが感じられるはずだ。

3リッター・ベントレーはW.O.ベントレーが最初に送り出したモデルである。生産台数も1,600台余りと多く、年式や仕様によって細かく分かれている。たとえばドラムブレーキは初期には後輪のみであったのが、1924年からは前輪にも装備されるようになった。ホイールベースも長いものと短いものがあり、エンジンの出力も数種に分かれている。なおこの時代のベントレーはすべてシャシーの状態で販売され、顧客がそれをコーチビルダーに持ち込んでボディを架装した。

その全てに共通するのは、これがヴィンテッジ期を代表する車であるということだ。乗りこなすまでには多少の時間を必要とするかもしれないが、いったんマスターすれば、その性能だけではなく、たとえようのないほどの楽しさと、優れた耐久性や信頼性も充分に味わうことができるだろう。エンジンからの鼓動を聞きながら新鮮な空気の中を走るのは、ヴィンテッジカーの魅力の醍醐味である。時には長い直線路を走るのが良い。その時、この3リッター・ベントレーを駆ってルマン24時間レースを戦ったベントレー・ボーイズたちのことが目に浮ぶにちがいない。


 

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